災 害 メ モ

18  新燃岳噴火災害  2011年1月26日
17  奄美豪雨災害  2010年10月20日
16  霧島、根占豪雨災害  2010年7月3日
15  笠沙、佐多、垂水豪雨災害  2007年7月3日
14  北薩地区豪雨災害  2006年7月22日
13  大隅町月野地区崩壊  2006年7月5日
12  龍郷町大勝地区法面変状  2006年6月5日
11  龍郷町中勝地区崩壊  2006年6月5日
10  垂水市新城小谷土石流  2005年9月6日
9  出水市針原川土石流  1997年7月10日
8  日吉町毘沙門地すべり  1993年9月20日
7  金峰町大坂地すべり  1993年9月3日
6  九州自動車道斜面崩壊  1993年8月6日
5  竜ヶ水付近の山くずれ  1993年8月6日
4  花倉付近の山くずれ  1993年8月6日
3  姶良町シラス斜面崩壊  1993年8月6日
2  武二丁目シラス斜面崩壊  1986年7月10日
1  平之町シラス斜面崩壊  1986年7月10日



  ●大隅町月野地区崩壊 2006
 

集中豪雨(7月5〜6日)に伴う県道63号の被災状況の概要

地 区

大隅A地区 大隅B地区
地  形 沢部の谷頭に位置し、高さ20m程度のシラスの崖が確認される。
斜面傾斜:崖部75°、崖下25°
昭和61年度に竣工した復旧治山事業の一部にかかっている。
沢部の谷頭に位置し、高さ10m程度のシラスの崖が確認される。
斜面傾斜40°程度。
分布地質 硬質シラスを主体とし、表層1m程度にロームが分布。 硬質シラスを主体とし、表層2m程度にロームが分布。
被災状況 路肩斜面が幅20m、高さ5m程度にわたり崩壊し、その下部のシラス斜面(高さ15m程度)にガリー侵食が進んでいる。崩壊した土砂は下流の砂防堰堤に堆砂し、満砂状態である。
現況、湧水はない。
路肩斜面が幅20m、高さ3m程度にわたり崩壊し、その下部のシラス斜面(高さ10m程度)にガリー侵食が進んでいる。崩壊した土砂は斜面を流下し、下流側の本沢に堆砂している。
現況、湧水はない。
現況の
安定性
変状が進んでいる様子はなく、斜面は安定している。
ただし、降雨時にはシラスの侵食が進行し、崩落する可能性があるため、注意が必要である。
変状が進んでいる様子はなく、斜面は安定している。
ただし、降雨時にはシラスの侵食が進行し、崩落する可能性があるため、注意が必要である。
被災要因 集水地形で水が集まりやすく、道路の排水が斜面にあふれ出た可能性がある。これを誘因として、表層崩壊が発生し、表層を洗掘しながら流下した。さらに表流水によりシラスの崖が洗掘され、ガリーが発達した。 集水地形で水が集まりやすく、道路の排水が斜面にあふれ出た可能性がある。これを誘因として、表層崩壊が発生し、表層を洗掘しながら流下した。さらに表流水によりシラスの崖が洗掘され、ガリーが発達した。
対策工法 排土工(切土工)
ブロック積み擁壁工
コンクリート張り工
コンクリート吹付け工
水路工(流路工)
排土工(切土工)
ブロック積み擁壁工
コンクリート張り工
水路工(流路工)
調査検討
内   容
測量:平板測量50m×100m
    横断測量60m(幅70m)
     (既設堰堤を含むエリア)
調査:擁壁の基礎調査
    ボーリング1本×10m
    標準貫入試験10回
設計:排土工+擁壁工
測量:平板測量50m×100m
    横断測量60m(幅70m)
調査:擁壁の基礎調査
    ボーリング1本×10m
    標準貫入試験10回
設計:排土工+擁壁工

 

【崩壊箇所位置図】


 



【大隅A地区】

 ●平面図スケッチ図

 ●現場写真

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A

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 ●推定断面図



【大隅B地区】

 ●平面図スケッチ図

 ●現場写真

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 ●推定断面図


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